川崎町の森から切った木を、川崎町の製材所で製材し、川崎町の大工が建てる家です。もちろん、木製建具も川崎産。基礎から内装や電気工事までなるべく川崎町の業者でまかないます。サッシュや断熱材、瓦、鋼板などの町内で製造されていないものは、なるべく近くの工場で作っている物を調達します。そして、川崎町やその周辺の町に建てます。重く大きな木材をはじめとする家の材料を、遠くまで運ばないので、輸送コストが減り、化石燃料の消費を減らせます。ハウスマイレージの少ない家ができます。
一本の丸太を製材して、柱を作る時、丸太の周囲の部分は切って捨てられます。その部分を板に製材し、壁や天井、床材として使います。また、節があってもそのまま使います。そうすることで丸太を無駄なく建築用材にすることができます。無駄がないということは、森林資源を有効に使えるということです。そしてそれはそのまま、コストが下がるということを意味します。外材に比べ国産材は高いと思われがちですが、
・地元の木を地元で加工し、地元で使い、流通コストを下げる。
・無駄なく使って原木からの歩留まりを上げる。
・手カンナなどの手間のかかる行程を省き、プレーナ(機械カンナ)仕上げで済ませる
などの取り組みで、大手のハウスメーカーよりも安くつくることができます。